11月下旬、DiG で就活サポート中の22卒学生(現三年生)内定承諾第一号が誕生しました!
夏から頑張っていた学生だったので内定が出た時は社内みんなで喜び、
共に対策をしてきたキャリアアドバイザー陣が自分の事の様に嬉しく思ったのは言うまでもありません。
同時に、早期化が進んでいることを改めて実感したこともあり本日は早期化をテーマに現状と22卒採用に向けて12月の今”出来ること”をお伝えします。
3社に1社がインターンシップから本選考開始
前回の“人事担当者のリアルな声!21卒と22卒の現実と傾向について”でもお伝えした通り、現在本選考に進んでいる企業は3割以上。12月中に開始する企業は、全体の49%と本選考スタート時期もどんどん早期化していることが伺えます。

大手就職サイトが3月のグランドオープン前のプレサイトとして、12月現在、10446社のインターンシップ情報を掲載しています。
2015年のグランドオープン時の社数は10,000社ほどだったので、この数年でナビサイトを活用して新卒採用を行う企業が増え、売り手市場が加速したこと、より優秀な学生と会いたい企業側の動き出しタイミングが早期化したことが伺えます。
早期から活動を開始する学生の増加
年々早期化は進んでいましたが、コロナウィルス感染拡大の影響を受けた21卒を目の当たりにし、不安感が増している22卒生は意思固めや働くことへの理解と覚悟ができていないまま早期から積極的に活動をしています。
※以前配信した“21卒生のリアル”では6月末時点で内定を承諾し就活を終えている学生の90%が3月以前から就活スタートと回答。
早くから活動を開始している学生が増えていることを企業側も把握している為、
3月のナビオープンを待っていたら良い学生に接触するチャンスを逃すかもしれない、より多くの学生と会えるように、、、と双方の早期化を早めていることも考えられます。
オンライン化が進み、マンパワーかけることなくインターンシップ・説明会・選考実施が可能に
21卒ではリアルな大規模就職イベントの開催は無くなりましたが、オンライン化が急速に進み、主流となったこと。WEBでの集客・選考が可能なことが企業側でもわかった年だったかと思います。
前回の“人事担当者のリアルな声!21卒と22卒の現実と傾向について”でも58.5%の企業様が接触した学生が増えた、と回答した通りリアル開催の説明会より多くの学生と接点が持てたことが伺えます。

また、担当者が各地に行かず自社内で会社説明会が実施できることで物理的なメリットも大きく、効率よくインターンシップ・説明会開催、選考実施が可能となりました。
オンライン説明会後、学生からの自己PR動画を一次選考とするなど、長期化する選考期間の中で効率良く選考活動を行うなどの工夫も見られました。
コロナウィルス・オリンピックの影響
開催が1年後ろ倒しになったオリンピックですが、予測がつかない期間中の交通機関への影響、さらなるコロナウィルス感染拡大も不安要素の一つです。
コロナウィルス感染拡大第三波と言われ、不要不急の外出を控えるよう呼びかけられている現在、先々のことを考えた時に、また緊急事態宣言が発令される前に、オリンピック期間と重なる前に…と思う学生・担当者も少なくないでしょう。
実際、DiG新卒紹介登録数も例年に比べ多く、22卒学生の動き出しの速さを実感しています。
22卒採用に向け各社の動きは大きく3つです
- 夏・秋〜冬のインターンシップで積極的に集客し、10月から選考スタート。
3月までには内定出しを終える。
▶︎外資系企業・メガベンチャーに多くみられる傾向。
- インターンシップ期間も学生との接点を持ち、12月頃から選考スタート。
インターンシップ期間多めに内定出し。(内定辞退考慮)
3月ナビオープン後が説明会開催・選考のピーク。4〜6月内定出し。
▶︎経団連に関係なく動く一般的な企業。
- 3月のナビオープンより本格スタート。3〜5月説明会・6月選考スタート。
▶︎経団連加盟企業
早期化しているとは言え、大半の企業が3月ナビサイトオープン後に採用活動の山場を迎えます。この数年で新卒採用実施期間が長くなり人事・採用担当者の負担が大きく、よりハードになったことと思います。
3月に向けてタスクは多いかと思いますが、万全な状態でピーク期を迎えられるよう一つずつクリアしていきましょう。
12月のいま、できること
オンライン体制を整える
現在のコロナウィルス感染拡大状況から考えても、21卒採用はオンラインが主流(マスト)ではないかと考えられています。
ワクチンの普及などを鑑みても24卒採用位からリアルな就活に変わるのではないか?と予測していますが、リアルな就活に戻っても決してオンラインツールを活用した採用活動がなくなるわけではないと考えています。
この先長く活用できるツールだからこそ、今!オンラインを活用した採用活動体制を整えることをオススメします。
自社の魅力づけをアップデート
対面・リアルからWEBにツールが代わると、魅せる流れも変わります。
アップデートできていますか?
学生との接点は説明会から始まります。
3月の会社説明会一斉スタート前に自社紹介のドキュメンタリームービーを作成するなど学生への自社の魅力づけ法を見直す期間にしてみてはいかがでしょうか?
採用ターゲットとなる学生に何を伝えたいのか、今一度検討してみませんか?
学生との接点を持つ
今期の学生の傾向や特徴を肌で感じることは非常に大事な事です。
過去の配信で何度もお伝えしている通り、21卒学生は合同説明会などが中止となったことにより、企業側もふわふわしている印象を受ける学生が多く、22卒もその傾向が続くことが予測されています。
考えられる要因として
- 企業や業界との偶然の出会いが無くなった影響
⇒3月の就活開始時期から視野が広がらず、やりたいこと、興味のあることだけを6月以降もずっと見続けており成長がない
- オンラインでの選考が中心となったことによる影響
⇒他の学生との差に気づく機会が減り、自分の市場での価値や評価に気づかないまま夏を迎えてしまった学生が多く見受けられた
21卒のこの様な状況を改善すべく、DiGでは22卒学生に対し対策を講じていますが就活期ピークを迎える前に学生の傾向や温度感を感じておくことも大事ではないでしょうか。
選考フローの見直し
オンライン化が進み、お互いの理解が深まらない・温度感が分からりづらい、などの課題を感じられた企業もあったかと思います。
面接と面接の間に選考関係ない“面談”を入れるなど選考フローを工夫されている企業も見られます。
では、実施するなら
・選考の振り返りも含め、人事が良いのか?
・若手とのざっくばらんな面談が良いのか?
・マネージャークラスとの面談が良いのか?
面談の目的も
・学生に自社理解を深めてもらう為なのか?
・温度感をはかる為なのか?
・関係性を構築する為なのか?
によって社内での人員調整も変わります。
オンラインでの課題を感じられた企業は、この様な見直しも必要ではないでしょうか。
オンライン入社式・研修の検討
2020年度は緊急事態宣言の最中となった為、入社式を延期や中止した企業、オンラインで実施した企業、対応は様々だったと思います。
21年度も4月以降コロナウィルスの影響がどこまで及ぶのか先が見えない状況です。
本年度対面で行う予定の研修をそのままオンラインで実施した企業からは
・対面と違って反応が得にくい!
・この研修でよかったのか?
・他社はどの様に研修しているのか?
・社会人1年目でのリモートワークのフォローをどうすべきか?
などの声も寄せられました。
大規模イベントも急遽中止となり、就活導入セミナーもなく、周りの学生の様子も分からないまま就活し、オンライン内定式をしてきた21卒生。
そもそも働くとは…?
社会人とは…?
といった根本の所から研修する必要もあるのか?
といったご相談も頂いている最中です。
・自社に合った研修とは?
・内定者から感じる不安感を4月以降払拭していく為にどのような研修が必要か?
・オンラインではどのような研修が良いか?
…など検討してみてはいかがでしょうか?
研修に関してのお悩みも多く寄せられています。
次回(12月13日公開予定!)新入社員研修についてお伝えできればと思います。