新卒紹介

オンライン化で試される企業力と採用力  −コロナ禍の新卒採用

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こんにちは。ディグ株式会社、人事・組織コンサルタントのヘレンです。

先日発令された緊急事態宣言により、再び選考手法の変更やオンラインを主とした対応変更を余儀なくされた企業様も多くあるかと存じます。

今回は、この1年間で実施されたオフライン⇒オンラインの転換により、見えてきた人事が注力すべきポイントについて私なりの考えを共有できればと思います。

コロナ禍の会社説明で企業力を提示する

従来では、時事に疎い学生が大半で、ニュースぐらいみて欲しいと嘆く企業様も多くいらしたのでは無いかと思います。

しかしながら、このコロナ禍によってビジネスモデルや戦略の強さ、経営判断や事業転換の速さなど企業としての力の差が浮き彫りになることとなりました。

コロナ禍にある業界であったとしても、軸足を置き換える、同業他社を巻き込んで新たなソリューションを提供するなど、企業としての発想力、推進力を示すことができています。

一方、追い風の中にいる業界は、一気に戦略への投資を行い、競合優位性に磨きをかけることで、現状維持に満足している企業との差を一気に広げています。

ここでのキーワードは、
・コロナ禍の業界
・ビジネスモデル
・戦略転換
です。

この1年、学生をグッと惹きつけることができている企業は、
1.コロナウィルス感染拡大で業界全体がどう影響を受けたかを話し
2.その渦中にある自社のビジネスモデルに与えた影響を説明し
3.それをどう転換(拡大)したか
を述べることで、学生に企業としての芯の強さをアピールしています。

社会の風の流れをどう読み、どう乗りこなしたのか、事例や実績を元に語ることで学生を惹きつけることに繋がるようです。

オンラインだからこそ差がつく採用力

「オンラインだとどんな人か分からない」
「オンラインだとグリップできていない」
と感じる企業様もいらっしゃることと思います。

確かに、オンラインよりもオフラインで会ったほうが、結びつきが強くなる感覚や安心感を多く感じることはあるかもしれません。

ただこれは、多くなるだけであって、
「オンラインだからできない」ということではありません。

オンライン選考を実施するにあたって、整備するべきポイントが3つあります。

1.学生を巻き込めるオンライン用説明会資料を作成する

オンラインとオフライン、説明会の資料は全く別に作成されるべきである
と私は思っています。
多くの学生は、オンライン説明会を自宅で聞き・観るだけの受け身の時間が長く、緊張感は薄れ、集中力も保てなくなります。
特にzoomなどを用いた説明会では、画面いっぱいにずっと同じ資料が写ったまま人事が小さな画面で、熱量高くまくし立てるという状態に陥りがちです。

ここでのポイントは、
「いかに受け身の時間を減らす仕掛けを多く設けるか」
です。
パーツは、オフライン用と同じもので良いと思いますが、
・チャットで簡単なクイズ大会を行ったり、
・ワークを実施して考えさせたりする
など、
学生が主体的になる瞬間を意図的に創り出すことで、参加モチベーションが下がり切らないようにします。

そして極めつけは、
・説明会の最後におさらいをすることです。
伝わっていて欲しいことだけの抜き出し、
学生が自分のメモと照らし合わせられるまとめを用意することにより、より印象に残る企業となります。

2.選考スケジュールとツールを予め提示する

新卒採用の実施が決定した時点で、
採用HPなどを通じて
すぐにスケジュールとオンライン/オフラインなどの参加方法を開示すること
は有効です。
コロナウィルス感染対策の観点や感染拡大の影響からも学生は常に不安です。

そんな中で、未来を見通して方針を開示できる企業は、信頼や安心のイメージを与えることができます。
また、スケジュールを開示することによって、予め意欲の高い学生の就活計画に盛り込んで貰うこともできます。
選考開始時期や最終選考時期などは特に重要です。
また、説明会時点では、内定後のサポートやフォローまで開示できると尚良いと思います。

3.選考基準と見極めの質問を明確にし、選考ログを共有する

雰囲気や印象など抽象的な要素や選考官の心象評価も非常に大切です。
ただ、何をもって、評価するのかを明確に提示し、選考に関わるすべての人との基準の摺合せを実施しておく必要があります。

人事としては、どんな質問でどこを見て、何をもって評価してほしいかを具体的に提示し、合否に至るプロセスを可視化し共有することで、フォローに役立てることができます。
また、熱量などの定性的な要素を引き出す面接のテクニックもやや必要になります。
現在採用に関わっているあらゆる社内の人員のレベルを把握し、育成をすることも取り組むべきことの一つです。

その他にも細かなポイントがありますが、それぞれの企業が抱える採用課題や体制によって、打ち手や着手すべき優先順位は異なります。
もし気になるようでしたら、お問い合わせください。
ご相談だけなら無料です笑

またディグでは、昨年の緊急事態宣言の最中、学生や企業にどのような変化が起こったのか調査を実施致しました。
2度目とはいえ、学生の不安、企業の対応は大きな変化は無いのかも知れません。

オンライン化・WEB説明会に関する学生の声
<昨年度21卒学生・2020年3月〜4月実施>一部抜粋

▲21卒採⽤:WEB説明会・WEB⾯接のポイントは︖(2020年4月16日・DiG調べ)
▲一部抜粋:21卒採⽤学⽣の声・企業の対応 /新型コロナウィルス感染拡⼤に伴う就活への影響について(2020年4月27日・DiG調べ)

昨年は、リアル(対面)がメインで就職活動がスタートし、オンラインメインで採用活動が実施する企業はそう多くなく、コロナウィルス感染拡大の影響が出始めてから一気にオンライン化が進んだことから、学生にも戸惑いや不安も多く感じられました。
今年は<就活=オンライン>と昨年までとスタンダードが違うため、WEB説明会自体への不安感は昨年度に比べて低いと考えられますが、説明会に参加して感じる不安やデメリットは共通ではないでしょうか。

学生の声も参考に、改善できる点はぜひ実践してみてください。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。